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FP3級の勉強時間の目安をレベル別にご紹介していきます!

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この記事では、FP3級試験に合格するために必要な勉強時間の目安を中心にご案内していきます。

FP資格は1級・2級・3級の別があり、FP3級はFP資格の入門に位置付けられます。

もっとも、FP資格は職業能力開発促進法の規定に基づいて国が認定する「技能士」なので、入門といっても侮ることはできません。

では、FP3級試験に合格するための勉強時間の目安はどの程度でしょうか。

まず、FP3級の受検資格を確認すると「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とあります。

ということは、誰でも受検できるのがFP3級であり、受検する人のレベルの差がかなり幅広いのがFP3級試験の特徴と言えそうです。

FP3級試験は、受検する人の能力や経験の差などのレベルによって、勉強時間にも大きな差が生まれます。

それでは、FP3級の勉強時間の目安をレベル別にご紹介していきます。

質問する人
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FP3級試験に合格するための勉強時間はどの程度必要なんですか?
答える人
答える人
FP3級試験の受検資格は緩やかなので、勉強時間はその方のレベルによって大きく異なります。

FP3級試験に合格するための勉強時間の目安

レベル1FP3級に要する知識や経験がほとんどない方240時間
レベル2FP3級に要する知識や経験が少しある方180時間
レベル3FP3級に要する知識や経験がある程度ある方120時間
レベル4FP3級に要する知識や経験が十分にある方60時間

私はファイナンシャルプランナーとして、FP2級やFP3級の受検対策講座の講師をしていました。

また、一般の方やファイナンシャルプランナーの方を対象に、ライフプランセミナーの講師を務めていたこともあります。

上記のレベル別の時間は、そうした経験則よりご紹介するものですが、あくまでも私見なので他にも様々な意見があるかとは思います。

また、実際になかなか合格できず相当な時間を要した方もいれば、逆に知識が十分にあったため一夜漬けで合格した方もいます。

レベルを4つに分けましたが、それでもこの枠に収まりきらない場合もあります。

ただ、ここでご紹介した目安は、ぎりぎりで合格圏内に入るというよりも、勉強の質を伴ってここまで時間をかけることができれば、十分に合格圏内に入れる時間をお示ししています。

いろいろなサイトでFP3級に合格するための勉強時間の目安を紹介しています。

私が提示した時間は他のサイトより長いかもしれませんが、ご自身のレベルがどの程度かを確認なさって時間設定をしてみてください。

次に、FP3級試験の特徴をご紹介したうえで、合格するためのレベル別時間配分についてお伝えしていきます。

FP3級試験の特徴

FP3級試験は、学科試験と実技試験があり、両方に合格する必要があります。

もしかしたら実技試験と聞いただけでハードルの高さを感じる方がいるかもしれません。でも、それほど心配することはありません。

FP3級の学科試験は〇×式で正答率60%で合格です。一方、FP3級の実技試験は三者択一式で正答率60%で合格です。

FPの課目は全部で6課目あり、学科試験は課目ごとに出題されます。

一方、実技試験は事例に基づき課目横断的な出題が行われます。事例で出題されるため実技試験と言われていますが、内容は文章問題ですし出題範囲は6課目に限定されます。

ここでわかるのは、FP3級試験は6課目から出題されるということです。

また、学科試験・実技試験とも、それぞれ全体の正答率で合否判定されるので、ある課目を苦手にしていても他の課目でカバーできるという特徴があります。

FP3級試験の6課目

1 ライフプランニングと資金計画

2 リスク管理

3 金融資産運用

4 タックスプランニング

5 不動産

6 相続・事業承継

次にレベル別の時間配分の目安をお伝えしていきます。

FP3級に合格するためのレベル別時間配分の目安

FP3級に合格するための勉強で大切なことは、インプットとともにアウトプットもしっかりと行うことです。

インプットは、テキストを読んで知識を習得すること。

アウトプットは、過去問や予想問題に取り組むことです。

FP3級試験は、過去の問題の類似問題が出る傾向が強いので、特にアウトプット学習が大切です。

FP3級試験の課目は6課目あり、それぞれにインプットもアウトプットも大切である。これが、時間配分を考えるときのヒントになります。

レベル1

レベル1は、FP3級に要する知識や経験がほとんどない方で、合計勉強時間は240時間が一つの目安になります。

時間配分の目安は次のとおりです。

1課目ごとに配分する時間40時間
内、インプットに要する時間20時間
内、アウトプットに要する時間20時間

合計勉強時間が240時間なので、1課目あたりの時間は40時間になります。

初学者の方はインプットに多くの時間を割き、その分、アウトプットに要する時間が短くなる傾向がありますが、FP3級は過去問重視の試験です。

インプットが追い付かないとしても、ある程度で見切りをつけ、アウトプットをすることがおすすめです。

その代わり、過去問のテキストを2回、3回と解いてみて、試験の傾向や時間配分を身につけるようにしてください。

また、何回やっても間違えてしまう問題は、その部分に関してインプットに戻ることも大切ですが、FP3級は全体で60%の正答で合格です。

インプットに戻ることを否定はしませんが、ほどほどにしておくことも大切です。

レベル2

レベル2は、FP3級に要する知識や経験が少しある方で、合計勉強時間は180時間が一つの目安になります。

時間配分の目安は次のとおりです。

1課目ごとに配分する時間30時間
内、インプットに要する時間10時間
内、アウトプットに要する時間20時間

FP3級に要する知識や経験が少しある方の時間配分は、レベル1の方と比べてインプットの時間を少なく、アウトプットの時間を同等にしました。

ただ知識に自信がない方は、(アウトプットの時間は少なくなりますが)15時間ずつでも良いかもしれません。

レベル3

レベル3は、FP3級に要する知識や経験がある程度ある方で、合計勉強時間は120時間が一つの目安になります。

時間配分の目安は次のとおりです。

1課目ごとに配分する時間20時間
内、インプットに要する時間5時間
内、アウトプットに要する時間15時間

FP3級に要する知識や経験がある程度ある方の時間配分はアウトプット重視です。

ある程度の知識があれば、1問あたりにかける時間も短くなるので、アウトプットもどんどんと進むはずです。

アウトプット中心としながらも、分からないところだけインプットに戻る程度で良いのではないでしょうか。

レベル4

レベル4はFP3級に要する知識や経験が十分にある方で、合計勉強時間は60時間が一つの目安になります。

時間配分の目安は次のとおりです。

1課目ごとに配分する時間10時間
内、インプットに要する時間0時間
内、アウトプットに要する時間10時間

FP3級に要する知識や経験が十分にある方は、インプットは必要としないことも多いので0時間としています。

もし、インプットが必要だとしたらそれは法改正などによる新しい知識の習得のみではないでしょうか。

まとめ

この記事では、FP3級試験に合格するための勉強時間の目安をレベル別にご案内してきました。

本文の中でも触れましたが、私の設定した時間は経験則に基づいたもので、あくまでも私見です。

また、私が設定した時間は、一般的に言われている時間より若干長いかもしれません。

ただ、こちらについては、ぎりぎり合格圏内に入れる時間というよりも、十分に合格圏内に入ることを前提に考えた時間なので少し長めになっています。

FP3級の受検を考えている方は、最初に合格するための勉強時間を設定してください。

勉強時間が設定出来たら、次に1か月平均でどの程度の時間数を作り出すことができるかを考えます。

たとえば、合計勉強時間240時間と設定した方が、1日当たり2時間(月60時間)の勉強時間をとることができれば、4か月という答えが出てきます。

FP3級試験は1年に3回、4か月ごとに開催されていて、受検できる回数が多いのも魅力の一つです。

ぜひ、ご自身の都合に合わせて、勉強時間の目安と勉強する期間の設定をなさったうえで試験に臨んでください。

なお、最後にこれも私の経験則ですが、FP3級試験の場合、合格率が最も高いのは初めて試験に臨む方のようです。

2回目・3回目の挑戦での合格率は(モチベーションの問題かどうかは定かではありませんが)幾分下がるような気がします。

せっかく時間とお金をかけて挑戦されるのですから、1回目で合格するという強い気持ちをもって試験に臨んでいただければと思います。

質問する人
質問する人
FP3級試験に合格するための勉強時間はゆとりをもって設定することが大切なんですね。
答える人
答える人
FP3級試験は年間の実施回数が多いのは確かですが、できれば1回の試験で合格したいですね。時間を十分に確保するとともに、絶対に合格するんだという強い気持ちを持つことも大切です。