50歳台で考える老後のお金
老後のお金の準備は50代で始めても十分に間に合います!
資産運用 PR

投資の基本知識を4つにまとめて解説!賢い資産形成をしませんか

資産運用のイメージイラスト
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「人生100年時代」と裏腹に、公的年金は給付が抑制されていき、老後貧乏・老後破産に直面する人も多くなっています。

そこで、国は政策として「貯蓄から投資へ」を推し進め、確定拠出年金やNISAなど新しい仕組みを次々と生み出しています。

貯蓄から投資への言葉のとおり、これからは投資をして資産形成をすることが当たり前の時代になってきます。

しかし、貯蓄になれた人が急に投資をしていくのは案外と難しいものです。

そこで、この記事では投資の基本知識を4つにまとめて、わかりやすくお伝えをしていくことにしました。

投資は利益を出すこともあれば、損失を出してしまうこともあります。どんなに知識があっても、必ず利益が得られると断言することはできません。

でも、基本知識を理解して投資をすることで、損失を出すリスクをある程度は軽減することができます。

投資の基本知識を押さえたうえで、賢い資産形成をなさってください。

質問する人
質問する人
知識があっても投資は損することもあるんですよね。
答える人
答える人
確かにそうですが知識があれば損をするリスクを少なくすることができます。

投資の基本知識1 投資と投機の違いを理解する

投資の基本知識として最初にお伝えしておきたいのが、投資と投機の違いを理解することです。

では、投資と投機にはどのような違いがあるのでしょうか。

まず、投資は中長期的な視野で資産形成を図るものです。じっくりと資産を育てていくのが投資です。

一方、投機は短期間で資産を増やすことを目的としています。

一見すると投資より投機のほうが魅力的かもしれません。

しかし、短期間で資産を増やす投機は、大きなリターンを狙える半面、大きなリスクを伴います。投機はギャンブル的要素が相当に強いものです。

たとえば、投資の一手段としてあげられるものに株式があります。

株式は長期間保有することで資産形成を図るものなので、株式投資という言葉が生まれています。

一方、株式に関しては1日で何回も売買する手法があり、この手法をとる人はデイトレーダーと言われています。

しかし、デイトレーダーが行っているのは株式投資ではなく(言葉としてはありませんが)株式投機で、こうした人は短期間で大きくリターンを狙う代わりに、大きなリスクを背負っています。

投機が悪いと否定するわけではありませんが、資産形成は将来の目的があって行うものなので、リスクをある程度の範囲で抑え込みながら資産を育てていく「投資」がお勧めです。

投資の基本知識2 わからないものには手を出さない

私は年金やライフプランの仕事をしている関係から金融機関に出入りすることもあります。

最近の金融機関は預貯金よりも投資信託などの金融商品の販売に熱心で、投資信託や個人年金を販売している風景をよく見かけます。

そこで、とても気になるのはお客様は金融機関の職員が話していることを理解しているのだろうかということです。

金融機関の営業時間は平日の昼間なので、比較的高齢のお客様が多いという印象があります。

高齢の方だからというわけではないものの、どうも職員の説明を理解していないのではないかと思われることが往々にしてあります。

職員は金融商品の販売に精通をしていますし、様々な法律で縛られているので、窓口で虚偽を言うことはまずないと思います。

しかし、職員は自らが勤める金融機関の商品を販売する仕事をしています。そのため、嘘はつかないけれど、都合が悪いことは言わない傾向があるのは当然のことです。

問題はお客様が、それを見抜けるかどうかということです。

私は20年以上前にファイナンシャルプランナーの資格をとりました。

金融資産運用設計の講師をされていた方から教えていただいたのは「ファイナンシャルプランナーだからといって理解できないものには手を出してはいけないし、人にすすめてもいけない」ということです。

私はその言葉を大切に理解できる金融商品だけを購入するようにし、一方、わからないものには手を出さないようにしています。

世の中には様々な金融商品があります。

私の場合、気になった金融商品は、まずインターネットで調べます。さらに本を購入して調べることもあります。

細かな部分まで調べる必要はないとは思いますが、たとえば専門家から説明を受けたとき、その言葉を理解できる程度までは知識を持つようにしています。

投資はさまざまな方法があり、すべてを利用することは無理なので、わからないものを避け、理解できるものだけ使っていくのが、投資の基本として大切ではないでしょうか。

投資の基本知識3 分散を心掛ける

イギリスの有名な格言に「一つの籠にすべての卵を盛るな」があります。投資を実践するときに何よりも大切なのが「分散」して投資を行うことです。

分散は2つの種類があります。

1つは「投資先の分散」、もう一つは「時間の分散」です。

投資先の分散

投資先の分散は、資産を様々な投資先に分けて資産形成を図ることを意味しています。

全資産をたった一つの金融商品に投資することはかなり危険です。

たとえば、全資産を一つの会社の株式に投資した場合、その会社が倒産したら購入した株式は紙くずになります。

ところで、資産形成に有力な金融商品としてあげられるのが投資信託です。

投資信託は、一つの商品の中で既に分散投資が行われている金融商品ですが、それぞれに特性があります。

たとえば、国内株式で組成されている投資信託であれば、仮にその中の一社が倒産しても、それほど大きなダメージは受けません。

ただ日本全体の株価が低迷すると、大きな影響を受けてしまいます。

投資信託はすでに分散投資が行われている金融商品だとしてもリスクは伴います。

国内株式で組成(そせい)されている投資信託を選ぶのであれば、同時に外国株式で組成されている投資信託や、外国債券で組成されている投資信託など、値動きの異なる投資信託の利用を考えたいところです。

時間の分散

時間の分散は、投資する時期を分けることです。

全財産を一度に投資を回してしまうと、リターンが見込める反面、相当のリスクも背負い込んでしまいます。

時間の分散とは、お金を一度に投資に振り向けるのではなく、何回かに分けて投資を行うことです。

時間分散に関しては「ドル・コスト平均法」という言葉を用いることが多いようですが、時間分散をすることでリスクを低減することが可能になります。

なお、この記事の冒頭でご紹介した確定拠出年金やNISAには積立投資という仕組みが組み込まれています。

積立投資はまさに時間分散です。

投資の基本知識4 投資できる金額とリスク許容度を理解する

投資は中長期的な視野で資産の形成を図るものなので、長い付き合いが求められます。

長い付き合いをするため何よりも大切なことは、できるだけストレスをためないことです。

ストレスを溜めないために気をつけたいのが、投資できる金額とリスク許容度を理解することです。

投資できる金額については、投資はあくまでも余裕資金で行うことを心掛けたいものです。

毎月の余裕資金が1万円しかないのに、3万円を投資に振り向けるのは、たとえそれが必要なことだとしても無理があります。

また、投資に振り向ける金額を無理に振り向けると、普段の生活にストレスを溜めてしまいます。お金を貯めるのは良いことだとしても、ストレスは溜めないでください。

もし3万円を投資に向けたいのであれば、まずは月々の支出の見直しを行い、余裕資金を増やしてから考えるのがおすすめです。

また、リスク許容度も大切です。

リスク許容度とは、簡単に言えば損をすることに対する抵抗力がどの程度あるのかということです。

損をしたくないという方は、リスク許容度が低い方。

多少の損は覚悟で、それでも資産を増やしたい方はリスク許容度が高いという言い方をします。

リスク許容度の低い人が、ハイリスク・ハイリターンの商品にお金を回してしまうと、相当なストレスを溜めてしまう可能性があります。

期間が短ければ許容できるとしても、長期にわたる投資だとストレスがどんどんと溜まってしまいます。

投資は、投資できる金額を無理のない範囲で作ること、自らのリスク許容度を理解して見合った商品を選択することが大切です。

まとめ

この記事では投資の基本知識を4つにまとめて、簡単にお伝えしてきました。

投資に必要な4つの基本知識

投資の基本知識1 投資と投機の違いを理解する

投資の基本知識2 わからないものには手を出さない

投資の基本知識3 分散を心掛ける

投資の基本知識4 投資できる金額とリスク許容度を理解する

預貯金とは異なり、投資は利益を出すこともあれば、損失を出してしまうこともあります。

基本知識があっても、損失を出さないと断言することはできませんが、損失を出すリスクをある程度軽減することはできます。

また、リスクを軽減しながら投資をすることは、賢い資産形成につながります。

ここで、ご紹介したことは知識にすぎませんし、投資は長い付き合いが必要になってきます。

それでも、貯蓄から投資へという流れはどうやらこれからも続きそうです。

この記事をご覧いただき納得ができたら、ぜひ、実際に投資をして資産形成をなさってみてください。

質問する人
質問する人
投資は基本的な知識を得たうえで始めるのがおすすめなんですね。
答える人
答える人
投資は時間をかけてお金を育てるものなので、やはり知識を持って始めたいですね。