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NISA(積立NISA含む) PR

積立NISAのおすすめ商品を組み合わせて効率的な資産運用を!

NISA
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

国民年金や厚生年金の給付抑制を背景として、国はさまざまな「自分年金」作りの仕組みを作っています。

その中の一つが積立NISAです。

しかし、積立NISAを漫然と続けていくだけでは、効率的な資産運用は難しいかもしれません。

この記事では「積立NISAのおすすめ商品を組み合わせて効率的な資産運用を!」をテーマに、積立NISAの概要や、タイプ別のおすすめ商品の組み合わせ方をお伝えしていきます。

もっとも、ここでご紹介するのはあくまでも私見です。

資産運用に「絶対」という言葉は存在しませんが、積立NISAをご検討の方の少しでも参考になれば幸いです。

質問する人
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積立NISAはどんな制度なんですか?
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積立NISAは自分年金作りの手段の一つです。

積立NISAの概要

積立NISAは、少額でも長期投資・分散投資ができるようにと金融庁が後押しする制度です。

まずは、積立NISAの概要をお伝えします。

投資できる金額1年に40万円まで
投資できる期間最長20年
加入できる人日本国内に居住する20歳以上
税制投資信託保有時の分配金や売買時の差益が非課税

積立NISAは、1年あたりで投資できる金額はそれほど高額ではありませんが、長期投資・分散投資がしやすい仕組みになっています。

1年あたりは少額でも、継続をすれば相当の金額になりますし、税制の優遇措置も見込めます。

単純に投資信託を購入するよりも優位性があるので、投資信託を購入する際には、まずは積立NISAの利用を検討されることをおすすめします。

積立NISAで選ばれた投資信託

日本国内で販売されている投資信託は約6,000本あります。この中で金融庁が積立NISAでの購入を認めているのは僅か181本です。(2020年4月現在)

金融庁が選択した基準は主に運用コストです。

投資信託は購入時に販売手数料、保有時に信託報酬、解約時に信託財産留保額とそれぞれに費用が掛かります。

投資信託は、他の金融商品よりもコストは高くなりがちといわれていますが、積立NISAの投資信託はコストがあまりかからないものが中心になっています。

たとえば、積立NISAでは販売手数料がかからない(ノーロード)の投資信託が多数を占めています。

また、信託財産留保額は徴収されない投資信託も多く、徴収されてもその割合は低く抑えられています。

では、積立NISAで選ばれた181本をの内訳をご紹介します。

インデックス型156本
アクティブ型18本
ETF7本
総数181本

さらに、それぞれの内訳をもう少し詳しくご紹介します。

インデックス型国内単一指数型33本
インデックス型海外単一指数型47本
インデックス型国内バランス型4本
インデックス型海外バランス型72本
アクティブ型国内型7本
アクティブ型海外型11本
上場株式投資信託(ETF)7本

投資信託には、運用目標とする「ベンチマーク」という指数があります。

たとえば国内型の投資信託であれば、TOPIXや日経平均株価をベンチマークとして採用することが多いようです。

上記の中で、インデックス型はベンチマークそのものを運用目標とします。

ベンチマークを運用目標とするのであれば、投資信託内の株式売買などはプログラムを組めば機械的に行うことができます。

インデックス型の中でも、インデックス国内バランス型・海外バランス型は、一つの投資信託の中に、株式のベンチマークや債券のベンチマークなど複数の指数を設けるものです。

インデックス国内型・海外型よりも少し手間はかかりますが、こちらも機械的に運用を続けることができます。

一方、アクティブ型はベンチマークを上回ることを運用目標とします。そのため単純な機械化が難しく、設計や運用に余分な費用が掛かります。

もっとも、アクティブ型はベンチマークを上回ることを運用目標としているので、実際にその通りになることもありますが、逆に損失を出す可能性も高くなります。

アクティブ型は、インデックス型よりも損得のブレが大きくなる可能性があります。

さて、積立NISAで選ばれた投資信託のコスト面でもっとも注目したいのは信託報酬というコストですが、信託報酬については一様ではありません。

今、ご紹介をした中で信託報酬の低い順番に並べると

1 インデックス型(単一指数型)

2 インデックス型(バランス型)

3 アクティブ型

絶対とまでは言えないものの、信託報酬だけに着目すると上記のようになります。

それでは、次におすすめ商品を組み合わせについてご紹介をしていきます。

まず、積立NISAは、少額でも長期投資・分散投資ができるようにと、金融庁が後押しする制度です。

ここで注目したいのは、分散投資です。

つまり積立NISAは1本の投資信託で運用するのではなく、複数の性格が異なる投資信託を購入するのがおすすめです。

たとえば、ベンチマークをTopix(東証株価指数)とするインデックス型(国内型)を選んだとします。

この投資信託は、Topixが上がれば上がる、下がれば下がるという特徴がありますが、何れにしてもTopixだけに依存した運用になります。

これでは、分散投資ができているとは言えません。

積立NISAでは月額3万円程度の投資が可能なので、すべてを一つの商品の購入に充てるのではなく、複数の投資信託の購入をおすすめしたいところです。

私が3万円を積立NISAに充てるのであれば、2本~3本の購入をします。少なくとも1本に投資することはありません。

また数が多すぎるとわかりにくくなってしまいます。

金額がそれほど高くないこと、でも性格の異なる投資信託で分散したいという希望があるので、私の場合は2本~3本の購入になると思われます。

それでは、おすすめ商品の組み合わせをタイプ別にご紹介したいと思います。

おすすめ商品の組み合わせ タイプ1

タイプ1に該当するのは「投資信託に関して基本的な知識を持っている方」です。

タイプ1の方は、インデックス型国内単一指数型とインデックス型海外単一指数型の組み合わせがおすすめです。

その理由は、インデックス型の投資信託は信託報酬の低いものが多いためです。

また、インデックス型は単一指数型とバランス型がありますが、一般的には単一指数型の方が信託報酬は低く抑えられています。

さらに、国内型と海外型では性格が異なるので、この2つへの分散がおすすめです。

これで2本に分散することはできますが、今ご紹介をしたインデックス型国内単一指数型とインデックス型海外単一指数型は何れも株式だけを投資対象にしています。

ここに債券や不動産も加えたいと考える方は、バランス型を加えるのもありだと思います。

おすすめ商品の組み合わせ タイプ2

タイプ2に該当するのは「投資信託の知識があまりない方」です。

このような方に該当するのが、インデックス型国内バランス型とインデックス型海外バランス型の組み合わせです。

まず、国内バランス型と海外バランス型では、性格が異なるので違った値動きをする可能性が高くなります。

また、バランス型は信託報酬というコストが若干高くなる可能性があるものの、一つの投資信託の中に株式・債券だけでなくさまざまな性格を持つ金融資産が組み込まれています。

分かりやすく言えば、若干コストが高くなるものの、手間がかからないのがバランス型です。

なお、上記でご紹介した通り、インデックス型海外バランス型は72本もあります。バランス型と言っても中身は投資信託ごとによって異なります。

組み入れている資産の内容を見て選択をするのもバランス型の魅力と言えそうです。

おすすめ商品の組み合わせ タイプ3

タイプ3でご紹介するのは、リスク許容度の高低です。

投資を考える方でも「極力、損はしたくない」という方も、「多少の損は覚悟で利益を求めたいという方」もいます。

「極力、損はしたくない」という方をリスク許容度が低い。逆に「多少の損は覚悟で利益を求めたいという方」という方をリスク許容度が高いという言い方をします。

投資信託に対する知識があってもなくても、リスク許容度が高い方も、リスク許容度が低い方もいます。

積立NISAは投資できる金額がそれほど高額ではなく、積立NISAで選ばれている投資信託はコストが低めのものが多いという特性があります。

ここから導き出せるのは、積立NISAではより積極的な運用をした方が良いという答えです。

また、インデックス型国内単一指数型と海外単一指数型は何れも株式を対象にしています。

株式と債券を比較すると、株式の方が値動きの幅が大きくなりますが、積立NISAで選ばれた投資信託は、インデックス型国内単一指数型・海外単一指数型が中心になっています。

このようなことから積立NISAではより積極的な運用をおすすめしたいところです。

それでも損は避けたいという場合は、バランス型を中心にしていくという方法も否定はできません。

でも、どうしても損をしたくないという場合もあるかと思います。

このようなときの答えは一つ。積立NISAを利用しないというのが回答になりそうです。

積立NISAは任意の制度なので、無理をしないというのも大切なことかもしれません。

まとめ

この記事では私見であることを前提に「積立NISAのおすすめ商品を組み合わせて効率的な資産運用を!」をテーマに、積立NISAの概要や、タイプ別おすすめ商品の組み合わせについてお伝えしてきました。

ところで、国はさまざまな「自分年金」作りの仕組みを作っていて、その代表格としてあげられるのが積立NISAとiDeCo(イデコ)です。

どちらも「自分年金」作りに有効な手段であることは間違いないものの、両者には大きな違いもあります。

積立NISAに興味のある方は、合わせてiDeCoもご検討になってください。

質問する人
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積立NISAは使い方が大切なんですね。
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積立NISAやiDeCoは自分年金作りの有効な手段です。